湯河原町立吉浜小学校

学校にいると子どもたちの環境への順応力に驚かされることが度々ありますが、この日２回目となった４年生の民間プール施設での学習の様子を見ていて、「こんなにも早くなじむものか」とびっくりしました。移動や着替えが素早くなったばかりでなく、プールや水へ相対する雰囲気が初回の前回とはまるで別物なのです。水慣れを経て、この日は２グループに分かれて泳ぎの学習も行うことができました。またボランティアの方々にも見守っていただきました。吉浜小学校のプール運営はすこぶる順調に進んでいます。

４年生がリコーダーの演奏に取り組んでいます。大型テレビのモニターに映された音階を見ながら吹いています。今度は同じ画面でも少しテンポを速くして吹いてみます。さらに、専科教師の伴奏に合わせて吹きます。途中、運指が不安な子には教師がお手本を示していきます。こうして子どもたちは様々なバリエーションをこなす中でだんだんと上達していくのです。テンポよく進むいい授業風景でした。

４年生の子たちが一人一人真剣に机に向かっています。単元の最後の時間として、これまで学んできたことをワンペーパーにまとめる活動です。子どもたちは学んだ知識を確認するとともに、まだ理解できていなかったことは専科教師に改めて聞いています。実験や観察などの楽しい活動はとても大事ですが、一方でこうした習熟の時間も非常に大切ですね。

今日は吉浜小学校として民間プール施設をお借りしての２回目の学習となります。対象は４年生です。子どもたちは町民体育館まで歩いて、そこから町のバスでプールまで移動してからプールに入りました。屋内で適温のプールに入る恩恵は図りしれません。保護者ボランティアやPTA会長さん、プールスタッフら多くの方々の監視により安全を確保した状態で学習は進みました。たっぷりと水慣れを楽しんだ子どもたち。終わった後は「楽しかった！」「宝さがしが面白かった」「もっと自由遊びがしたい」などという声が聞かれました。笑顔がはじけました。

今年度も吉浜小学校では、１組と２組の交換授業や合同授業を推奨しています。できるだけ多くの目で子どもたちを見て、よさや課題をしっかりと見取るためです。子どもたちからしても困った時の相談相手が増えることになります。この日は４年生の１組担任が２組の図工の授業を、２組担任が１組の社会の授業を行っていました。新学期になって１カ月と少しですが、すでに違和感なく授業が進んでいました。

運動場で４年生が躍動していました。様々なコースに置かれたミニハードルやケンステップに子どもたちが果敢に挑む姿がありました。子どもたちの表情は喜々としています。こうして楽しみながら、子どもたちは走力はもちろん、リズムやバランスなどをとる力も同時に身に付けていくことになります。いい季節になってきたのでどんどん身体を動かしてほしいと思います。

４年生の教室に入ると、一人一人がタブレットPCを操作しているところでした。新しい学年になって新しいクラスルームを作って、そこに皆で入りましょうという活動です。教師に聞きながら、友だちどうしで教え合いながら…ん？既視感があるなと思っていると…そうです、先日の３年生の活動と同じ光景です。吉浜っ子は学年問わず、教え合い、高め合うのが大好きな子どもたちなのです。

久しぶりに朝の時間に各教室を回りました。４年生の教室前で足を止めて様子を見ていると、子ども達と教師が言葉のキャッチボールをしているかのようでした。このクラスの担当教師は、昨日の全校朝会で「ありがとう・ごめんね」を大事にしようと呼びかけていました。この日はクラスで「ごめんね」をどのタイミングで、どう伝えたらよいかを子どもたちと話していたところでした。やりとりの中からゆったりと形作られるものがありそうです。子どもたちの変容が楽しみですね。

運動場から子どもたちの歓声が聞こえてきました。窓を開けると、４年生が体育でティーボールを楽しんでいます。この種目の醍醐味はやはりボールを打つことでしょう。思い切りバットを振って、ボールが飛んでも飛ばなくても子どもたちは全力疾走！見ていて気持ちがよいです。そして、攻守交替の際も子どもたちは実にきびきびと動いています。吉浜っ子が躍動するいい光景です。

とても寒い体育館でしたが、４年生はその寒さを吹き飛ばすようにして、今週末に迫った６年生を送る会に向けての練習に打ち込んでいました。ネタバレになってしまいますので詳細は省きますが、４年生の子たちなりに考えた出し物を練習していました。完成度はまだ十分とはいえない感じですが、その分本番までにどこまで高まるか…楽しみです。がんばれ！４年生！