湯河原町立吉浜小学校

支援級の子たちが教材園で何かしています。近づいてみると、先日植えた野菜の苗の周りに生えてきた雑草を抜いています。苗の成長を確かめながら、雑草取りの作業もしっかりできた子どもたちです。お疲れさま！

この日は特別支援級のあおば級が調理実習を行いました。中休みに食材の準備を終えた子どもたちに出会うと、これから始まる活動を期待してか実にうれしそうにしていました。事前に国語も含めた学習でパンケーキの作り方をしっかり学んでいた子たちは、教師と一つ一つ手順を確認しながら料理を楽しんでいました。そしてできあがった料理を笑顔とともに校長室まで届けてくれました。ありがとう！おいしかったよ！

支援級の教室に入るとしんとしていつになく静かです。３人の子どもたちがいましたが、めいめいに算数の足し算の計算問題に取り組んでいました。３人とも真剣そのものです。自分のペースでゆっくりと問題を解く子もいれば、問題を解き終わって電卓で答えの確かめをする子もいます。進度は異なっても、同じ場所で一生懸命に学習を進めていく場の雰囲気がとてもよい感じでした。

今日は支援級４クラスの多くの子たちが教材園に集まって、これから夏野菜を育てるためにシャベルやミニスコップを使って耕し作業をしました。それぞれが使いたい用具を使って、熱心に土を掘り起こしていました。これからの活動も楽しみですね。

吉浜小学校には特別支援級が４クラスありますが、いつもクラスごとに活動しているかというとそうではありません。お子さん一人一人の実態に合わせて様々な場や形態で学習を進めています。この日は２クラス合同で図工を楽しんでいました。絵の具を使って思い思いの絵を描くさまが実にほほえましく思えました。仕上がりも楽しみです。

特別支援級の子たちが一堂に集まって、生活単元で行う栽培活動について話し合っていました。昨年度の経験をもとにしながら、「今年はこの野菜を育てたい！」という一人一人の思いや考えを出し合っていました。みんなが意見を出しやすいように、視覚支援をより多く取り入れた話し合い活動でした。さあ、今年はどんな夏野菜を育てることになったのかな？

3月19日（水）に、先日届いたみかんの苗を花壇に植える作業を子どもたちが行いました。JAの方が学校に来てくださり、アドバイスを受けながら作業を行いました。花壇に穴を掘り、鉢ごと苗を植えました。そのあと、水やりの仕方について教えていただきました。JAの皆様、ご協力ありがとうございました。

３月13日（木）に支援級の子どもたちが学校に近いさくらんぼ公園へ行きました。目的はお誕生会です。子どもたちがプログラムやプレゼントを考えました。最初にみんなで鬼ごっこをし、その後各々が好きな遊具を選んで思いっきり遊びました。そして、会の最後はプレゼント贈呈です。アイロンビーズの作品や工作など、一人一人が思いを込めて作りました。
子どもたちにとっては今年度最後の思い出になったことでしょう。

　1月26日（水）にみかんの木が届きました。その翌日、特別支援級の子どもたちがさっそくみかんを狩りました。大きく実った本物のみかんに興味津々な子どもたち。重みを感じながらはさみをいれて、一つ一つ丁寧にとりました。
　みかんの木を学校のどこに植えるかについては、JAの方の助言を伺いながら今後決める予定です。子どもたちが実際にみかんを育てる体験活動を通じて、ESDを推進していきます。

放課後にJAの方より電話がかかってきました。何と、ミカンの木をくださるといううれしいお知らせでした。吉浜小学校では、ESD推進の一環として地域素材を生かしたカリキュラムづくりに挑戦していますが、「吉浜地区の代表的な地域素材としてのミカンを子どもたちが育てる機会」を考えていたのです。この木は特別支援級の子たちへ委ねることになりそうです。楽しみがまた一つ増えましたね。